はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会(中国新聞社特別協力)が17日、廿日市市であった。6回目のことしは過去最多の581人が出場。世界遺産の島・宮島と西中国山地を結ぶ77・5キロ、標高差約900メートルで過酷なレースを繰り広げた。
宮島太鼓が響く中、午前8時半に選手は厳島神社の大鳥居前を出発。2・5キロを泳いで対岸の大野地区に渡り、バイク55キロ、ラン20キロを熱走した。
個人の部男子は、三原市の福元哲郎選手(39)が4時間4分24秒で第1回大会以来5年ぶり2度目の優勝。同女子は米ハワイからの招待選手ラニ・タニモト選手(36)が4時間50分56秒で初制覇。リレーの部は「Team ROCK」が2年連続で栄冠をつかんだ。
個人の部は出場368人のうち327人、リレーの部は71組中66組が完走した。ボランティア約2100人が運営を支え、沿道では市民や家族たち約6万8千人が観戦した。