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2015年12月25日 中建日報
落書き消しで感謝状
福徳技研が地域貢献活動の一環として広島市中区中心部で約3年前から実施している落書き消去活動に対する感謝状贈呈式が18日、中区役所内で開かれ、和田厚志中区長から徳納社長に感謝状が手渡された。
中区中心部の袋町付近などでは以前から一部の若者らによる落書き被害が続いており、美観の低下や犯罪の誘発の恐れもあるため、中区と地元商店会組合などは平成24年に「まちなかクリーンアップ」を結成。年に3回程度の落書き消去活動を実施している。
一方、「私は落書きが嫌いなんです」と話す徳納社長は20年以上前から行政や地元関係者らと連携し、並木通りなど市内各所での落書き対策を手掛けてきており、チーム結成の際に市民らが協力を依頼した。
同社は、プロの塗装業者として活動前に実施する除去方法の事前調査や当日の塗料の調合、人員の配置と参加者への技術指導など活動の中心的役割を担当。作業に使用する「落書きされてもすぐに消せる」特殊な塗料も同社が改良したものだという。
贈呈式で和田区長は、「おかげで落書きのないクリーンなまちを取り戻しつつあるが、消した後に再度落書きされることもある。今後も粘り強く活動を続ける必要があるので、ぜひ協力してほしい」と要請。徳納社長は「広島市民として多くの人にまちを親しんでもらいたい思いでやっている。できる限り協力する」と話していた。