元広島工業大学教授の十河茂幸氏が代表を務め、関連業種間の連携によってコンクリート構造物の長寿命化、技術向上を目指す近未来コンクリート研究会の設立総会が4月20日の午後3時から、広島市中区東千田町2―3―26にある同研究会会議室で開かれる。
設計と施工、元請と下請、発注者と受注者など対等な協議になりにくい業種間の意見交換、連携を取り持つためにかねてから準備していたもので、初年度は「初期ひび割れの抑制技術協議会」「RC構造物の延命化技術研究協議会」「構造物の生産性向上技術研究協議会」の3つに任意で参加してもらい、課題の抽出や改善のための提案を抽出。
当面は2年間をメドに協議会を定期運営し、それぞれで中間取りまとめや成果報告を行っていく考え。十河氏は、「会員の皆様の参考となり、有益な情報を得ることができるよう進めたい」としている。
なお、メンバーは十河氏を代表に(一社)日本建設業連合会中国支部、広島県建設業協会連合会、(一社)広島県土木協会、広島県生コンクリート工業組合、(一社)コンクリートメンテナンス協会などの業界団体幹部、さらにコンサル、補修会社、大学関係者などの参加が内定しており、個人・団体会員も募集する。
会費は、通信・会議等を運営する最低限の経費として、個人5000円・団体5万円/年。入会申込み等は、研究会のHP(http://www.nfca.jp)から可能となっている。