基本ルール順守の徹底誓う
日本建設広島支店 日本建設広島支店(森豊彦支店長)は14日、広島市中区の県立産業技術交流センターで第48回安全衛生大会を開いた。新型コロナウイルス感染症の拡大防止に留意しながら会場には84社105人が参加。『6S+S(スマイル)』で不安全行動の内のない現場』の安全衛生重点方針のもと、現場ルール順守を徹底し、危険作業ゼロ・不安全行動ゼロの達成を誓った。
開会のあいさつでは、森支店長が「事故をなくすために取り組んでいるRKY活動の中身と実際の行動がかみ合っていないように感じる。その日の作業で何が不安全作業なのか、何が不安全行動なのかということを真剣に話し合ってもらい、決めたルールをすべての職人に守ってもらえるよう指導をしてほしい」と要請。
東京本社の藤崎健次郎建設本部長も「今年は、職長会活動に力を入れ、業種間でのコミュニケーション強化と身近な危険の共有を図っていく。1日3回の巡回で不安全作業を見落とすことなく指導し、同じことが繰り返されないようどこかで歯止めをかけなければいけない」と呼びかけたほか、業務の効率化や週休確保への協力を求めた。
表彰式に移ると全国安全優秀賞に選ばれた福徳技研、西都、田邊興業、全国作業所安全優秀賞のこころ楠木新築工事、DOLCE三川町新築工事に藤崎建設本部長が賞状などを贈呈。また、広島支店からは、安全優秀協力会社賞に中電工など4社、安全優秀賞に森永大介氏(八幡建設)など16人、支店作業所安全優秀賞に万惣中須店リニューアル工事を選んだ。
最後に、「われわれ安全衛生協力会一同は、安全衛生重点方針である『6S+Sで不安全行動のない現場』のもと安全についてもう一度真剣に考え、危険ゼロ、災害ゼロの継続に努める」と力強く唱和し、閉会した。
なお、大会に先立ち開催された安全協力会総会では、昨年度の安全衛生管理実施結果を報告したほか、今年度の実施計画などについて審議。目標安全時間27万時間を達成するための重点実施項目や安全パトロールの日程を確認した。